ビル管理士試験 2019年 問135 問題と解説

 問 題     

小便器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 壁掛型は、駅やホテルの共用部などにおいて床清掃のしやすさから選定されている。
  2. 床置型は乾燥面が広いため、洗浄に注意しないと臭気が発散する。
  3. 手動式洗浄弁は、使用後、人為的な操作により洗浄でき、公衆用に適している。
  4. 洗浄方式は、一般に洗浄水栓方式、洗浄弁方式及び自動洗浄方式の三つに分けられる。
  5. 節水を目的として、個別感知洗浄方式や照明スイッチ等との連動による洗浄方式が用いられている。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

(3)に関して、手動式小便器洗浄弁は、使用後人為的な操作により洗浄できますが、誰もがしっかり洗浄操作(ボタンを押す)をするとは限りません。洗浄しないままだと尿の成分が固化するなど、配水管の詰まりのような不具合が発生する可能性があります。

よって、手動式小便器洗浄弁は公衆用には向かず、自動サイホン式のように人為的な操作の不要なタイプのほうが公衆用には向いています。

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