ビル管理士試験 2019年 問134 問題と解説

 問 題     

排水通気設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 排水管内部の詰まり具合や腐食状況は、内視鏡や超音波厚さ計等により確認できる。
  2. 排水槽の清掃では、最初に酸素濃度が15%以上、硫化水素濃度が25ppm以下であることを確認してから作業を行う。
  3. 排水横管の清掃にワイヤ法を使用する場合、一般に長さ25m程度が限界とされている。
  4. 水中ポンプのメカニカルシール部のオイルは、6カ月~1年に1回、交換する。
  5. 排水管の清掃に用いるウォータラム法は、閉塞した管内に水を送り、圧縮空気を一気に放出してその衝撃で閉塞物を除去する。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

(2)で、酸素濃度が「15%」以上では少なすぎます。18%未満になると酸素欠乏症の症状が出ることがあるので、酸素濃度が「18%」以上であることを確認してから作業します。

また、硫化水素のほうも間違っていて、「25ppm」以下ではなく、正しくは「10ppm」以下となります。

この問題はほかの選択肢にも重要事項といえます。特に(3)や(4)の数値はぜひ押さえておきたい内容なので、確認しておいてください。

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