ビル管理士試験 2019年 問129 問題と解説

 問 題     

阻集器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 阻集器を兼ねる排水トラップの深さは、下限値を50mmとし、上限値を定めない。
  2. グリース阻集器は、器内への排水の流入部へバスケットを設けて、排水中に含まれる厨芥(ちゅうかい)を阻止・分離する。
  3. 排水トラップが組み込まれていない阻集器には、その入口側に排水トラップを設ける。
  4. 砂阻集器は、建築現場等から多量に排出される土砂・石粉・セメント等を阻止・分離・収集するために設ける。
  5. 開放式のオイル阻集器を屋内に設置する場合、屋内換気を十分に行う。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

選択肢(3)について、阻集器とは、排水中の油分や固形分などを阻止・分離・収集するための設備です。こうして集めた油分や固形分をトラップで除去し、異物のなくなった排水を後段へと流します。

よって、順番としては「阻集器」→「トラップ」の順になるので、トラップは阻集器の入口側ではなく、固形分などを集めたあとの出口側に付けることが求められます。

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