ビル管理士試験 2019年 問123 問題と解説

 問 題     

給湯設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 給湯循環ポンプは、作動確認を兼ねて分解・清掃を実施する。
  2. 自動空気抜き弁は、弁からの水漏れがある場合には分解・清掃を実施する。
  3. 真空式温水発生機の定期検査は、労働安全衛生法の規定に基づいて行う。
  4. 逃し弁は、レバーハンドルを操作して作動を確認する。
  5. 配管系統の末端において、定期的に停滞水の排出を行い、温度測定を実施する。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

この問題はやや難しいかもしれません。

(3)の文章はまっとうな記述に見えるかもしれませんが、実際には、真空式温水発生機は労働安全衛生法が規定するボイラに分類されません。よって、真空式温水発生機がこの法律の規定外なので、その定期検査に関する規定も特にありません。

ただし、真空式温水発生機も労働安全衛生法の範ちゅうに入れるべきではないかという主張も見受けられるため、今後は(3)の説明文の通りになっていくかもしれません(そんなにすぐは変わらないでしょうけれど)。

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