問 題
給水設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 貯水槽の付属装置である定水位弁や電極棒等の動作不良により、断水、溢水(いっすい)事故を起こすことがある。
- 地震など、貯水槽の構造や水質に影響を与えるような事態が発生した場合には、速やかにその影響を点検する。
- 給水ポンプの吐出側の圧力が変動している場合は、ポンプ内あるいは吐出配管に詰まりがある。
- 高置水槽と受水槽の清掃は、原則として同じ日に行い、受水槽の清掃前に高置水槽の清掃を行う。
- 給水栓において規定値の残留塩素が保持できない場合は、塩素剤の注入装置を設置して、その適正な管理を行う。
正解 (4)
解 説
(4)の「受水槽の清掃前に高置水槽の清掃を行う」が誤りで、「高置水槽の清掃前に受水槽の清掃を行う」とすれば正しい文章となります。
普通、清掃というのは上流側から行います。下流を先に清掃してしまうと、せっかく綺麗にした下流の槽が、洗浄前である上流の槽からの水によって汚染されてしまうからです。
高置水槽よりも受水槽のほうが上流(前段)なので、まずは受水槽を先に清掃する必要があります。
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