ビル管理士試験 2019年 問95 問題と解説

 問 題     

建築物の基礎構造と地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 異種の基礎構法の併用は、原則として禁止されている。
  2. 沖積層の地耐力は、第三紀層に比べて大きい。
  3. 液状化は、埋立地や砂質地盤などで生じやすい。
  4. フーチングは、柱又は壁を支える鉄筋コンクリートの基礎の広がり部分をいう。
  5. 地盤の短期に生ずる力に対する許容応力度は、長期に生ずる力に対する許容応力度の2倍とする。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

この試験に出題される地層といえば、沖積層、洪積層、第三紀層の3種類があります。

沖積層は最も新しい堆積層なので、一般に軟弱であるのが特徴です。そのため、地耐力は小さいです。

洪積層は沖積層よりも古い地層で、主に台地・丘陵等に分布し、地耐力が良好な地層です。

第三紀層は最も古く、この3つの中で最も地耐力が大きいです。

以上から、(2)の記述が誤りとなります。

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