問 題
都市の熱環境に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- COP21において、温室効果ガス削減の枠組みとなるパリ協定が採択された。
- CASBEE(建築環境総合性能評価システム)の評価対象は、エネルギー消費、資源循環、地域環境、室内環境の4分野である。
- 熱帯夜とは、夕方から翌朝までの最低気温が25℃以上の日をいう。
- ストリートキャニオンは、風の弱い日にも熱や汚染物質の拡散能力が高い。
- 都市化により、都市の中心部の気温が郊外と比較して高くなる現象をヒートアイランド現象という。
正解 (4)
解 説
(4)のストリートキャニオンとは、両側を高い建築物で連続的に囲まれた道路空間のことで、半密閉の空間のようになっています。
よって、建築物が障害となって熱や汚染物質が拡散されにくいので、ヒートアイランド現象が起こりやすい場所でもあります。
以上から、(4)の「熱や汚染物質の拡散能力が高い」という部分が誤りです。
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