問 題
エアロゾル粒子とその測定粒径との組合せとして、最も適当なものは次のうちどれか。
- 雨滴 100μm
- 海岸砂 10μm
- 胞子 1μm
- 噴霧液滴 0.1μm
- ウイルス 0.01μm
正解 (5)
解 説
選択肢に出てくるものの中で、(1)の雨滴と(2)の海岸砂は肉眼でもはっきり見えるので、相当な大きさを持っています。具体的には、数百μm~数mmといった程度です。よって、(1)と(2)はいずれも誤りです。
雨や砂に比べれば小さいですが、エアロゾル粒子の中で大きめのものといえば、花粉や胞子が挙げられます。これは数十μm程度の大きさをもっています。今回は胞子が出題されましたが、花粉の大きさのほうが頻出なので併せて覚えておいてください。よって、(3)も誤りです。
これらに次いで小さいものには、細菌(バクテリア)、ダニアレルゲン、噴霧液滴などがあり、いずれも数μmくらいの大きさです。この3つの中の大小関係は細かすぎるので覚える必要はありません。よって、(4)も誤りです。
1μmよりも小さいものになると、たばこ煙の0.1μm、ウイルスの0.01μmが挙げられます。主要なエアロゾル粒子の中で最も小さいのはウイルスで、次いでたばこ煙が小さいのは知識として押さえておくと良いです。よって、(5)が正しいので、これが正解です。
参考のため、以下に各エアロゾル粒子の粒径の目安をまとめておきます。
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