ビル管理士試験 H30年 問132 問題と解説

 問 題     

排水通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ブランチ間隔が3以上で、ループ通気方式とする場合は、通気立て管を設置する。
  2. 即時排水型ビルピット設備は、排水槽の悪臭防止に有効である。
  3. 自然流下式の排水横管の勾配は、管内最小流速が2.0m/sとなるように設ける。
  4. 間接排水管の配管長が、1,500mmを超える場合は、悪臭防止のために機器・装置に近接してトラップを設ける。
  5. トラップが直接組み込まれていない阻集器には、その出口側にトラップを設ける。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

(3)では管内最小流速が書かれていますが、実際には、速すぎず、遅すぎず排水することが望ましいです。あまり速いと配管に強い水圧が掛かってしまう一方、遅すぎると水が滞留してしまい不衛生だからです。

そこで、自然流下式の排水横管の勾配は、管内流速が0.6~1.5m/sとなるようにするのが望ましいです。

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