ビル管理士試験 H30年 問94 問題と解説

 問 題     

建築物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 折板構造の応力は、主として面内力である。
  2. トラス構造の部材に生じる応力は、曲げモーメントとせん断力である。
  3. 壁式構造の組積式には、れんが造、補強コンクリートブロック造がある。
  4. 空気膜構造は、膜面に張力を与えている。
  5. 制振構造は、建物の揺れを制御し、低減しようとする構造である。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

トラス構造では、応力は軸方向力に限られます。

  • 曲げモーメント:曲げる力
  • せん断力   :ずらす力
  • 軸方向力   :引っ張ったり圧縮したりする力

よって、(2)の「曲げモーメントとせん断力」が誤りで、正しくは「軸方向力」となります。

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