ビル管理士試験 H29年 問128 問題と解説

 問 題     

排水管へ設置する掃除口及び排水ますに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 掃除口の設置間隔は、排水管の管径が100mm以下の場合は15m以内とする。
  2. 掃除口は、排水横主管と敷地排水管の接続部に近い箇所に設置する。
  3. 掃除口の口径は、排水管の管径が125mmの場合には75mmとする。
  4. 排水ますの大きさは、配管の埋設深度、接続する配管の大きさと本数、及び点検等を考慮して決定する。
  5. 敷地排水管の直管が長い場合は、管内径の120倍を超えない範囲内に排水ますを設置する。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

(1)は記述の通りで、排水管の掃除口の設置間隔は、通常は30m以内とすれば充分ですが、管径100mm以下の場合に限っては、15m以内とする必要があります。

(3)について、掃除口の口径は、排水管の管径が100mm以下の場合には配管と同一管径とし、排水管の管径が100mmを超える場合には掃除口の口径を100mm以上とします。

(3)では管径が125mmなので、掃除口の口径は100mm以上でないといけないので、75mmでは足りず、不適切です。

(5)は正しい記述ですが、過去にこの「120倍」を誤った数値に変えて出題されたこともあるので、余裕があれば覚えておいてください。

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