ビル管理士試験 H29年 問82 問題と解説

 問 題     

光散乱式の粉じん計を用いて室内の浮遊粉じんの相対濃度を測定したところ、6分間当たり120カウントであった。

この粉じん計のバックグランド値は1分間当たり6カウントで、標準粒子に対する感度が1分間1カウント当たり0.001mg/m3、室内浮遊粉じんに対する較正係数が1.3であるとすると、室内浮遊粉じんの濃度として、最も近いものは次のうちどれか。

  1. 0.010mg/m3
  2. 0.013mg/m3
  3. 0.018mg/m3
  4. 0.020mg/m3
  5. 0.026mg/m3

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

測定結果は6分間当たり120カウントなので、1分間当たりは20カウントです。また、バックグランドは1分間当たり6カウントなので、実際の粉じんは1分間当たり、20-6=14カウントとなります。

一方、感度は1分間当たり1カウント0.001mg/m3なので、14カウントで0.014mg/m3となり、これに較正係数の1.3を掛ければ良いので、

と算出できます。

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