問 題
熱交換器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 空気-空気熱交換器である回転型全熱交換器は、吸湿性のあるエレメントから構成されるロータに対向して流れる給排気間で熱交換が行われる。
- 空気-空気熱交換器である顕熱交換器における給排気の隔壁には、透湿性のない金属エレメントなどが用いられ、寒冷地における熱回収などに用いられる。
- 空気-空気熱交換器であるヒートパイプは、内部に封入された作動流体が蒸発と凝縮のサイクルを形成することにより熱輸送する。
- 水-水熱交換器であるプレート式熱交換器は、多管式熱交換器と比較して設置面積や荷重が大きくなる。
- 多管式熱交換器には、U字管式・全固定式・フローティングヘッド式等があり、蒸気-水や高温水-水の熱交換に適している。
正解 (4)
解 説
プレート式水-水熱交換器は、多管式熱交換器と比べて高性能かつコンパクトなのが特徴的です。よって、設置面積、荷重の両方とも小さくなります。
また、この問題とは直接関係ありませんが、プレート式水-水熱交換器は、伝熱板の増減により伝熱面積を設置後に変更することができるという特徴も持っています。
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