ビル管理士試験 H29年 問70 問題と解説

 問 題     

空気調和設備に用いられる加湿装置又は減湿(除湿)装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 空気調和機内の冷却コイル表面において結露させ減湿するのは、標準的な冷却減湿法である。
  2. 吸収減湿法では、塩化リチウムや塩化カルシウムなどの水溶液を用いて減湿する。
  3. 空気を圧縮、冷却、結露させることで除湿し、乾燥空気を製造するのは、圧縮減湿法である。
  4. 蒸気吹出方式の加湿では、加湿装置により空気が微生物で汚染されることがある。
  5. 気化式の加湿装置は、温度降下を生じる。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

加湿方式には、蒸気吹出し方式、水噴霧方式、気化方式の3種類があります。

このうち蒸気吹出し方式は、蒸気を作る段階ではかなり高温になるため、微生物の類は死滅します。よって、蒸気吹出し方式はほかの2つの方式に比べて、微生物で汚染されるおそれは少ないです。

コメント