ビル管理士試験 H29年 問63 問題と解説

 問 題     

次の空調熱負荷のうち、潜熱負荷を含むものはどれか。

  1. 構造体負荷
  2. ガラス面負荷
  3. 隙間風負荷
  4. ダクトにおける負荷
  5. ポンプによる負荷

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

温度変化を伴う熱が顕熱、状態変化のように温度変化のない熱が潜熱です。

隙間風負荷は外気を取り入れるので、外気そのものが冷たい(もしくは暖かい)というのが顕熱の部分であり、隙間風に含まれる水蒸気が室内で水になったり、その逆だったりする場合、この気化熱などは潜熱の部分です。

よって、隙間風負荷には顕熱負荷と潜熱負荷の両方があるので、(3)が正解の選択肢です。

ほかの選択肢は水蒸気の移動がなく、状態変化が起きようもないので、顕熱負荷のみということになります。

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