問 題
室内温度と湿度に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 暖房期における低湿度の改善は、室内空気環境管理にかかわる大きな課題である。
- 同じ室内であっても、室内温度は垂直的にも平面的にも、多少は不均一である場合が多く、その差が小さければ問題はないが、大きい場合には不快感や生理的障害などの原因になる。
- 東京都が建築確認申請時に審査した建築物で採用された加湿方式として、近年水スプレーの割合が他の方式に比べて最も多い。
- 室内温度の不適率は、東京都の調査によると、近年3~4%と低い率で推移してきたが、平成23年度においては節電の影響もあり2割近い不適があった。
- 室内における空気中の水分量そのものの空間的な分布は比較的小さい。
正解 (3)
解 説
加湿方式には大きく分けて蒸気吹出し方式、水噴霧方式、気化方式の3つがあります((3)にある水スプレーは、このうち水噴霧方式のことです)。
この中で、近年よく使われている加湿方式は気化方式で、新たに採用される件数の8割~9割程度を占めています。これは、気化方式がほかの2つに比べて装置が小さくて済み、省スペース化できることが大きな要因です。
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