ビル管理士試験 H29年 問23 問題と解説

 問 題     

生体機能の恒常性に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 有害ストレッサは、恒常性を乱し、病気の発症や経過に影響を与える。
  2. フィードバック機構により、生体機能の恒常性が破綻する。
  3. 熱射病は、高温にさらされた結果、体温調節機能が破綻することにより生じる。
  4. 神経系や内分泌系、免疫系等の機能により維持されている。
  5. ストレス負荷による影響は、個人差が大きい。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

フィードバック機構により生体機能の恒常性が破綻するどころか、逆に、これがあるおかげで恒常性が保てています。

外部環境が変化した際のフィードバック機構の一例を挙げると、以下のような流れです。

生体の受容器(皮膚など)が暑いとか寒いといった情報をキャッチして、神経系を通って調節中枢に伝達されます。そうして、今度は調節中枢から効果器(汗腺や筋肉など)へ司令を飛ばし、暑ければ汗をかき、寒ければ震えるといった反応を起こすことで体温の恒常性を保ちます。

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