問 題
建築物清掃において、一般的に日常清掃として行うものは、次のうちどれか。
- 玄関ホールのフロアマットの洗浄
- エスカレータのランディングプレートの除じん
- 廊下壁面の洗浄
- 駐車場の排水溝の集じん
- ドアノブなど金属類の磨き
解 説
日常清掃は、1日1回行う作業です。
定期清掃は、その内容によって週に1回、月に1回、半年に1回など一定の間隔で行う作業です。
臨時清掃は、必要が生じたらその都度行う作業です。
(1)の玄関ホールのフロアマットは毎日洗浄するというのは大変です。マットを叩いたり、掃除機をかけたりという、いわゆる「フロアマットの除じん」なら日常清掃として取り入れてもいいかもしれませんが、「洗浄」となると、定期清掃で実施するほうが妥当です。
(2)のエスカレータのランディングプレートについては、毎日多くの人が使うために汚れやすいものである上、除じんの作業そのものは大きな手間が掛かるものでもないので、日常清掃として実施するのが望ましいです。
(3)について、廊下の床なら日常清掃としてもよいですが、壁面はそう汚れやすい部分でもない上に、高さのあるところだと作業性が悪く手間が掛かるので、これは定期清掃で行えば充分です。
(4)の駐車場の排水溝の集じんは、その作業を想像すると作業性が悪そうに感じるかと思います。このような手間ひまの掛かる清掃は毎日はできないので、定期清掃として実施します。
(5)について、ドアノブについたほこりを拭くようなことは毎日でもやってよいと思いますが、金属類を磨くというのは、毎日実施しなければならないほどのことではありません。よって、これも定期清掃で行えば充分です。
以上より、選択肢の中では(2)だけが、日常清掃として実施するのに適しています。
ちなみに、上記の解説では日常清掃or定期清掃という観点から考えていますが、何かしらの理由で派手に汚れた場合などは、臨時清掃を行う必要があります。
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