ビル管理士試験 H28年 問109 問題と解説

 問 題     

建築物の給水方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 直結直圧方式は、水道水の汚染のおそれが少ない。
  2. 直結増圧方式は、引込み管径が制限される。
  3. 高置水槽方式は、安定した水圧・水量が得られる。
  4. 圧力水槽方式は、受水槽を必要としない方式である。
  5. ポンプ直送方式は、小型圧力水槽を設けている例が多い。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

圧力水槽方式は、受水槽の水を給水ポンプで圧力水槽に送り、水槽内の空気を圧縮して圧力を上げ、その圧力で各所に給水する方式です。つまり、受水槽は必要となります。ただし、圧力で水を各所に送ることができるので、高置水槽は必要ありません。

よって、(4)の記述は「受水槽を必要としない」を「受水槽を必要とする」に直してもいいのですが、「高置水槽を必要としない」に直したほうが、圧力水槽方式の特徴を示す文章としてより適切だといえます。

コメント