ビル管理士試験 H28年 問77 問題と解説

 問 題     

空気調和設備に用いられる配管の種類とそれに関連する温度又は圧力との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。

  1. 高温水配管   80~90℃
  2. 冷却水配管   20~40℃
  3. 冷水配管    5~10℃
  4. 高圧蒸気配管  0.1~1MPa
  5. 低圧蒸気配管  0.01~0.05MPa

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

高温水配管の「高温水」とは、普通にお茶を飲むときのような熱いお湯の温度(100℃弱)ではなく、圧力を掛けて(大気圧での沸点である)100℃よりも高くなっている水のことを指しています。

よって、(1)の「80~90℃」が誤りで、正しくは「120~180℃」となります(厳密にこの温度域という決まりはありませんが、H25問題77での正しい記述の選択肢から転用しています)。

類似の問題がたびたび出題されているので、(2)~(5)の温度や圧力についてもできるだけ覚えておきたいところです。


配管の種類とそれに使用する温度

  • 氷蓄熱用不凍液配管:-10~-5℃
  • 冷水配管     :5~10℃
  • 冷却水配管    :20~40℃
  • 高温水配管    :120~180℃

配管の種類とそれに使用する圧力

  • 低圧蒸気配管:0.01~0.05MPa
  • 高圧蒸気配管:0.1~1MPa

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