ビル管理士試験 H28年 問44 問題と解説

 問 題     

消毒及び滅菌に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 次亜塩素酸ナトリウムは、消毒の対象となる物に有機物が多く含まれるほど、効力が増す。
  2. 熱による滅菌方法には、乾熱滅菌法や高圧蒸気滅菌法がある。
  3. 酸化エチレン(エチレンオキサイド)は、ガス滅菌に用いられる。
  4. 放射線による滅菌では、エックス線、γ線が用いられる。
  5. 消毒用エタノールは、芽胞及び一部のウイルスには無効である。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

有機物が多いと次亜塩素酸ナトリウムと反応し、次亜塩素酸ナトリウムを消費してしまいます。そのため、消費した分は細菌やウイルスを除去する本来の目的を果たせなくなりますので、その分消毒剤としての効力は減ってしまいます。

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