ビル管理士試験 H28年 問32 問題と解説

 問 題     

室内空気環境に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 良好な室内空気環境を維持するためには、1人当たり10m3/h以上の換気量が必要である。
  2. 室内環境下では、窒素の人体への健康影響はない。
  3. 労働安全衛生法に基づく酸素欠乏症等防止規則では、酸素濃度が18%未満を酸素欠乏と定めている。
  4. 二酸化炭素濃度は、室内空気の汚染や換気の総合指標として用いられる。
  5. 窒素は、大気の約78%を占める。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

(1)の「10m3/h」では少なすぎで、正しくは「30m3/h」となります。ただし、これは規定事項ではなく目安であり、(4)にもあるように二酸化炭素濃度をより重要な指標として用いるため、もし1人当たり30m3/h以下の換気量であっても、二酸化炭素濃度が高くならなければそれで問題ありません。

(2)について、空気中の窒素濃度は(5)の通り78%くらいなのですが、もし窒素が人体に健康影響を持ってしまうと、ほぼ全ての人類が窒素によって健康被害に遭っていることになってしまいます。よって、当然、窒素は人体への健康影響はなく、(2)は正しい記述となります。

(3)で、酸素欠乏状態であるか否かの基準が18%であるというのは重要知識なので、ぜひ押さえておいてください。

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