問 題
浮遊粉じんに関する次の文章の( )内に入る数値の組合せとして、最も適当なものはどれか。
粒径( ア )μm以下の粉じんは長時間にわたり浮遊し、ヒトの気道内に取り込まれる。特に肺に沈着し、人体に有害な影響を及ぼすのは、通常( イ )μm前後から以下の大きさである。
ア イ
- 50 10
- 40 10
- 20 5
- 10 5
- 10 1
正解 (5)
解 説
粉じんの大きさは、10μmと1μmがよく使わる区切りとなります。
まず、10μmよりも大きい粉じんについてはすぐに沈降するので、これらが問題視されることはあまりありません。
10μm以下の粉じんは長時間にわたり浮遊するので、浮遊粉じんと呼ばれます。ただし、これらの浮遊粉じんを口から吸い込んだとしても、その多くは喉や気管支の浅いところで粘膜に補足され、咳や痰などと一緒に外へ排出されるため、健康被害にはつながりにくいです。
しかし、浮遊粉じんの中でも粒子が1μm以下の小さいものは気管支の奥まで入り込み、そこに沈着してしまいます。よって、このように粒子が小さいものほど人体に有害であるとされます。
以上から、( ア )には「10」が、( イ )には「1」が入ります。
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