ビル管理士試験 H28年 問23解説

 問 題     

生体機能の恒常性を乱す有害なストレッサとなりうる要因として、最も不適当なものは次のうちどれか。

  1. 物理的刺激
  2. 加齢
  3. 化学的刺激
  4. 社会的な要因
  5. 精神的な要因

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

(1)について、たとえば温度は物理的刺激に該当しますが、暑いところから急に寒いところに移ったりすると、身体が反応しきれず、恒常性が乱れます。よって、これは有害なストレスにつながるので、物理的刺激は有害なストレッサになり得るといえます。

同様に、(3)の化学的刺激(例:有害ガス)、(4)の社会的な要因(例:いじめ)、(5)の精神的な要因(例:悩みの種を思い出す)についても、これらのせいで動悸がするとか呼吸が苦しくなるなど、生体機能の恒常性が乱れる場合があるので、これらも有害なストレッサになり得るといえます。

一方、(2)の加齢は少しずつゆっくりと進むものなので、加齢それ自身が直接的に生体機能の恒常性を乱すような有害なストレッサになるわけではありません。

ちょっとわかりづらいところですが、加齢のせいでできないことが生じ、それがストレスの原因になることはあり得ます。しかし、それは加齢そのものがストレッサになったのではなく、加齢に起因する精神的なストレスなので、ここでいう恒常性を乱す有害なストレッサに「加齢」は該当しません。

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