ビル管理士試験 H27年 問110 問題と解説

　問 題　　　　　

建築物の給水方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1. 給水方式は、水道直結方式と受水槽方式に大別される。
2. 直結直圧方式は、配水管の圧力によって直接建築物各所に給水する方式である。
3. 高置水槽方式は、受水槽の水位によって揚水ポンプの起動・停止が行われる。
4. 直結増圧方式は、受水槽を設ける必要がなく衛生的である。
5. ポンプ直送方式には、ポンプの回転数を変化させて送水量を調整する方法がある。

　解 説　　　　　

高置水槽方式の揚水ポンプの起動・停止は、高置水槽の水位で行います。つまり、高置水槽の水が少なくなれば揚水を開始し、多くなれば揚水を止めます。

もし(3)にあるように受水槽の水位で決めてしまうと、場合によっては高置水槽が満水なのに受水槽から送水されてしまうこともあり、高置水槽が溢れてしまうという危険性があります。