ビル管理士試験 H27年 問104 問題と解説

 問 題     

建築基準法の用語に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 新築とは、建築物の存しない土地の部分に建築物をつくることである。
  2. 増築とは、既存の建築物の床面積を増加させることである。
  3. 改築とは、既存の建築物の全部あるいは一部を除却して、いままで建っていた建築物と構造、規模、用途が著しく異ならないものに建て替えることである。
  4. 建築物とは、土地に定着する工作物で、屋根及び柱若しくは壁を有するものである。
  5. 移転とは、建築物を別の敷地へ移動させることである。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

一般社会でどう使われているかではなく、あくまで建築基準法で規定されている用語について問われています。

建築基準法では、移転というのは「別の敷地」ではなく、「敷地内の別の場所」へ移動させることを指す言葉です。もしも別の敷地へ移す場合、それは元の土地では「除却」という扱いになり、移す先の土地では「新築」という扱いになります。

コメント