ビル管理士試験 H27年 問47 問題と解説

 問 題     

湿り空気線図上のA点に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. A点の乾球温度を露点温度とする湿り空気の絶対湿度は、およそ0.008kg/kg(DA)となる。
  2. A点の水蒸気圧は、およそ1.2kPaである。
  3. A点の乾球温度を絶対湿度一定のまま7℃上昇させると、相対湿度は、およそ40%となる。
  4. A点の状態の湿り空気を冷却していくと、およそ10℃で結露が始まる。
  5. A点の乾球温度を相対湿度一定のまま12℃上昇させると、絶対湿度は、およそ0.016kg/kg(DA)となる。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

下図を参考にしつつ、解説を読んでください。

A点の乾球温度というのは、上図の赤い点線を追っていけばわかる通り、18℃くらいです。この温度が露点温度になるということは、18℃のときに相対湿度100%になれば良いので、縦の矢印で示したところになります。

このときの湿り空気の絶対湿度は、このまま横の矢印をたどっていったところの数値になるので、およそ0.013くらいです。

よって、(1)の「0.008kg/kg(DA)」が誤りで、正しくは「0.013kg/kg(DA)」になります。

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