問 題
湿り空気線図上のA点に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- A点の乾球温度を露点温度とする湿り空気の絶対湿度は、およそ0.008kg/kg(DA)となる。
- A点の水蒸気圧は、およそ1.2kPaである。
- A点の乾球温度を絶対湿度一定のまま7℃上昇させると、相対湿度は、およそ40%となる。
- A点の状態の湿り空気を冷却していくと、およそ10℃で結露が始まる。
- A点の乾球温度を相対湿度一定のまま12℃上昇させると、絶対湿度は、およそ0.016kg/kg(DA)となる。
正解 (1)
解 説
下図を参考にしつつ、解説を読んでください。
A点の乾球温度というのは、上図の赤い点線を追っていけばわかる通り、18℃くらいです。この温度が露点温度になるということは、18℃のときに相対湿度100%になれば良いので、縦の矢印で示したところになります。
このときの湿り空気の絶対湿度は、このまま横の矢印をたどっていったところの数値になるので、およそ0.013くらいです。
よって、(1)の「0.008kg/kg(DA)」が誤りで、正しくは「0.013kg/kg(DA)」になります。
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