ビル管理士試験 H27年 問37 問題と解説

 問 題     

電離放射線の生体影響には確定的影響と確率的影響があるが、確定的な影響として適当なものの組合せは次のうちどれか。

  1. 皮層潰瘍
  2. 脱毛
  3. 遺伝子異常
  4. 不妊
  5. 白血病
  1. アとイとウ
  2. アとイとエ
  3. アとウとオ
  4. イとエとオ
  5. ウとエとオ

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

閾値があるときの健康影響を「確定的影響」といい、閾値がないときの健康影響は「確率的影響」といいます。

閾値があれば、それ未満の量であればどれだけあっても全く影響が出ない、という意味で結果が確定しています。閾値がなければ、どんなに少ない量であっても、もしかしたら影響が出てしまう、という意味で確率的な話となります。

電離放射線の生体影響は、閾値のないもの(=確率的影響)を覚えておいて、それ以外は全て確定的影響と考えるのが良いと思います。というのも、確率的影響のほうが出題されやすい上、出てくる影響が大体決まっているからです。

電離放射線の生体影響のうち、確率的影響の代表例は以下の通りです。

  • 悪性腫瘍(がん)
  • 遺伝子異常
  • 白血病

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