問 題
電離放射線の生体影響には確定的影響と確率的影響があるが、確定的な影響として適当なものの組合せは次のうちどれか。
- 皮層潰瘍
- 脱毛
- 遺伝子異常
- 不妊
- 白血病
- アとイとウ
- アとイとエ
- アとウとオ
- イとエとオ
- ウとエとオ
正解 (2)
解 説
閾値があるときの健康影響を「確定的影響」といい、閾値がないときの健康影響は「確率的影響」といいます。
閾値があれば、それ未満の量であればどれだけあっても全く影響が出ない、という意味で結果が確定しています。閾値がなければ、どんなに少ない量であっても、もしかしたら影響が出てしまう、という意味で確率的な話となります。
電離放射線の生体影響は、閾値のないもの(=確率的影響)を覚えておいて、それ以外は全て確定的影響と考えるのが良いと思います。というのも、確率的影響のほうが出題されやすい上、出てくる影響が大体決まっているからです。
電離放射線の生体影響のうち、確率的影響の代表例は以下の通りです。
- 悪性腫瘍(がん)
- 遺伝子異常
- 白血病
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