ビル管理士試験 H26年 問135 問題と解説

 問 題     

衛生器具設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 大便器用洗浄弁には、バキュームブレーカを取り付ける。
  2. 手動式小便器洗浄弁は、使用後人為的な操作により洗浄でき、公衆用に適している。
  3. 小便器の集合感知洗浄方式とは、天井などに取り付けたセンサで使用者を感知し、連立した小便器の同時洗浄を制御する方式である。
  4. 便所で器具利用が短時間に集中し、利用者の一部が待つことがある場合を集中利用形態という。
  5. 大便器における節水型洗浄弁では、逃し弁を二重構造としたノンホールディング機構の洗浄弁を一般的に使用する。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

手動式小便器洗浄弁は、使用後人為的な操作により洗浄できますが、誰もがしっかり洗浄操作(ボタンを押す)をするとは限りません。洗浄しないままだと尿の成分が固化するなど、配水管の詰まりのような不具合が発生する可能性があります。

よって、手動式小便器洗浄弁は公衆用には向かず、自動サイホン式のように人為的な操作の不要なタイプのほうが公衆用には向いています。

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