ビル管理士試験 H26年 問134 問題と解説

 問 題     

排水通気設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 排水槽では、硫化水素の発生が原因となって、躯体部の一部が劣化する場合がある。
  2. 飲食店などのグリース阻集器内で発生する廃棄物は、一般廃棄物として処理する。
  3. 汚水槽の水位制御には、一般にフロートスイッチを用いる。
  4. 排水槽の清掃は、酸素濃度を確認した後、硫化水素濃度が10ppm以下であるかを確認してから作業を行う。
  5. 掃除口には、容易にはずせるようにネジ部にグリースを塗っておく。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

事業者が排出するごみの中で、事業に大きく関与するわけでもなく発生する一般的なごみについては一般廃棄物となります。たとえば、百貨店にとってダンボールは事業に伴って発生するわけではないので、百貨店から出るダンボールは一般廃棄物です。

一方、ダンボール製造工場から出る廃ダンボールということであれば、同じダンボールでもこちらは産業廃棄物になります。

ここで、(2)のグリース阻集器内で発生する廃棄物は飲食店において事業に伴って発生するものなので、産業廃棄物になります。

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