問 題
建築物の運用と建築設備に関する用語の組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
- BEMS ビルエネルギー管理システム
- CASBEE 建築環境総合性能評価システム
- ESCO エネルギー総合サービス事業
- COP 水搬送効率
- LAN 情報通信設備
正解 (4)
解 説
(1)のBEMSは、Building Energy Management Systemの略で、「ビルエネルギー管理システム」と訳されます。
(2)のCASBEEは、Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiencyの略で、対応する日本語は「建築環境総合性能評価システム」です。正式名称を覚える必要はありませんが、EがEnvironment(環境)というのは知っておくといいかもしれません。
(3)のESCOは、Energy Service COmpanyの略です(なぜかcompanyから2文字取っています)。対応する日本語は「エネルギー総合サービス事業」です。
ESCO事業というのは、ビルオーナーに対して省エネに関する包括的なサービス(方策のアドバイスや設計、設備導入など)を行い、その省エネ成果の一部から報酬として受け取る、というような事業のことです。
(4)のCOPはCoefficient Of Performanceの略で、「成績係数」と訳されます。冷暖房機器や冷凍機のエネルギー消費効率を示す係数です。
一方、水搬送効率はWater Transportation Factorの頭文字をとって、WTFと呼ばれます。
(5)のLANはLocal Area Networkの略で、訳はそのまま「ローカル・エリア・ネットワーク」ですが、情報通信設備として用いられます。
コメント