ビル管理士試験 H26年 問95 問題と解説

 問 題     

構造力学と荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 積載荷重には、人間・家具・物品の重量が含まれる。
  2. せん断力は、部材内の任意の面に作用して、面をずれさせるように作用する力である。
  3. 地震力を計算するための積載荷重は、大梁の構造計算用積載荷重より大きく設定されている。
  4. 3ピン支持形式は、2つのピン(回転端)で支持され、その中間にもう一つのピン節点をもつ。
  5. 風圧力は、構造計算では通常、静的荷重として扱い、速度圧に風力係数を乗じて計算する。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

(3)に関して、構造計算用積載荷重の大小比較は頻出です。比較対照として用いられるのは、次の5つです。

「構造計算用積載荷重の大小比較」

  • 積載荷重「大」:床
  • 積載荷重「中」:大梁・柱・基礎
  • 積載荷重「小」:地震力

なお、積載荷重「中」同士で比較されることはないので、この3つは全く同列に扱って大丈夫です。

今回の場合、「地震力」と「大梁」との比較なので、「大梁」のほうが大きくなります。よって、(3)の記述は反対のなっているため、正解は(3)です。

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