ビル管理士試験 H26年 問75 問題と解説

　問 題　　　　　

空気浄化装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1. 空気浄化装置の性能を表示する指標に、汚染除去率がある。
2. 活性炭フィルタは、ガス除去用エアフィルタの一種である。
3. HEPAフィルタは、ろ過式折込み型エアフィルタの一種である。
4. 自動巻取型エアフィルタのろ材の更新には、タイマによる方法がある。
5. 汚染除去(粉じん保持)容量は、kg/m³で表示される。

　解 説　　　　　

粉じん保持容量とは、粉じん捕集率が最大量の85%以下になるか、あるいは圧力損失が初めの2倍以上になるかのいずれか一方が起きるまでに捕集される粉じんの量のことを指しています。

その単位は、フィルタの大きさ1m²当たりに捕集する粉じんの保持容量と考えると、[kg/m²]となり、フィルタ1台当たりに捕集する粉じんの保持容量と考えると、[kg/unit]になります。

いずれにしても、(5)の[kg/m³]は誤りです。