ビル管理士試験 H26年 問21 問題と解説

 問 題     

体温に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 一般環境では、手足より顔の皮膚温は高い。
  2. 平均皮膚温は、各部位の皮膚温をそれぞれの皮膚面積で重みづけ平均した値である。
  3. 体温調節機能は、恒常性(ホメオスタシス)の一例である。
  4. 外気温が変動しても影響を受けにくい身体内部の温度を核心温という。
  5. 寒冷環境で生じるふるえは、行動性体温調節である。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

体温調節には、「行動性体温調節」と「自律性体温調節」とがあります。

このうち、行動性体温調節とは「エアコンをつける」、「洋服を着る・脱ぐ」といった行動による体温調節のことです。

一方、自律性体温調節は「汗をかく」、「ふるえがする」といった意識せずに行われる体温調節のことです。

よって、(5)の場合、「行動性体温調節」ではなく、「自律性体温調節」となります。

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