ビル管理士試験 H26年 問11 問題と解説

 問 題     

建築物環境衛生管理基準に基づく飲料水の衛生上必要な措置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 飲料水に井戸水等自己水源を利用している場合には、水道法の水質基準は適用されない。
  2. 給湯用の貯湯槽の清掃は、2年以内ごとに1回、定期に行うこと。
  3. 飲料水に含まれる残留塩素の検査を10日以内ごとに1回、定期に行い、水が汚染されていないことを確認すること。
  4. 貯水槽清掃後の水張り終了後、給水栓及び貯水槽内における遊離残留塩素の含有率を百万分の0.2以上に保持していることを確認すること。
  5. 供給する飲料水が人の健康を害するおそれがあるときは、飲料用以外の用途のみに使用するよう直ちに関係者に周知すること。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

(1)について、井戸水も水質基準の適用を受けます。

(2)で、貯湯槽の清掃は「2年以内ごとに1回」ではなく、「1年以内ごとに1回」です。

(3)で、飲料水の残留塩素は「10日以内ごとに1回」ではなく、「7日以内ごとに1回」行います。

(5)で、飲料水の基準が超えているとき、飲料水以外になら自由に使ってよい、と解釈するのはやや強引です。供給する水が人の健康を害するおそれがあることを知ったときは、直ちに給水を停止し、かつ、その水を使用することが危険である旨を関係者に周知する必要があります。

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