ビル管理士試験 H26年 問3 問題と解説

 問 題     

建築物における衛生的環境の確保に関する法律に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 特定建築物の衛生的環境の確保を目的に、空気調和及び給排水等の建築設備の設計指針を定めている。
  2. 特定建築物の建築物環境衛生上の維持管理に関する監督官庁は、都道府県知事、保健所を設置する市長、又は特別区の区長である。
  3. 保健所の業務として、多数の者が使用し又は利用する建築物の維持管理に関する環境衛生上の正しい知識の普及、相談に応じること並びに必要な指導を行うことを定めている。
  4. 建築物環境衛生管理基準は、最低許容限度の基準ではなく、環境衛生上良好な状態を目標としている。
  5. 特定建築物以外であっても、多数の者が使用し、又は利用する建築物の維持管理の権原を有するものは、建築物環境衛生管理基準に従って維持管理するよう努めなければならない。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

建築物における衛生的環境の確保に関する法律は、ビルの環境衛生を維持管理するためのものです。施設の構造や設備そのものを設計したり変更したりするような大掛かりなことは定められていなく、あくまですでに出来上がっているビル内部をどのように維持管理すればよいかを定めています。

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