ビル管理士試験 H26年 問2 問題と解説

 問 題     

現在の行政組織に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 下水道事業の主管官庁は、厚生労働省と環境省である。
  2. 学校保健に関する地方行政事務は、私立学校を除き教育委員会が責任を負っている。
  3. 大気汚染防止法の主管官庁は、厚生労働省である。
  4. 保健所には、労働基準監督官が置かれている。
  5. 建築基準法で規定されている特定行政庁とは、国土交通省である。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

(1)について、下水道事業の主管官庁は「国土交通省と環境省」です。ちなみに、水道事業の場合も同様に、国土交通省と環境省が主管官庁となります。

(3)は、大気汚染防止法は環境の話なので、「厚生労働省」ではなく「環境省」が正しいです。

(4)で、労働基準監督官が置かれているのは「保健所」ではなく「労働基準監督署」です。

(5)の特定行政庁に関して、建築主事を置く市区町村はその市区町村、それ以外の市町村では都道府県知事が特定行政庁となります。そのため、市や区、県といった行政機関が特定行政庁であるので、国土交通省を含め〇〇省と書かれていれば、それは全て誤りです。

以上から、正解は(2)です。

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