問 題
蚊の防除に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 排水槽内の成虫の発生状態は、ハエ取りリボンなどの粘着トラップによる捕獲数で調査する。
- 排水槽内の幼虫の生息状態は、柄杓などで、すくい取られた数により調査する。
- 成虫に対するULV処理は、残効性が期待できない。
- 昆虫成長制御剤(IGR)は、成虫に対する致死効果が認められる。
- 殺虫剤による防除効果が得られない場合には、薬剤抵抗性の発達を考慮する必要がある。
正解 (4)
解 説
昆虫成長制御剤(IGR)は、成虫に対しては効果がありません。というのも、この薬剤のメカニズムが、昆虫(蚊)の発育過程に大事なホルモンバランスを乱すためです。つまり、このやり方は蚊の防除対策として、速効性のあるものではありません。
コメント