ビル管理士試験 H25年 問140 問題と解説

 問 題     

下水道に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 下水の排除方式には、合流式と分流式がある。
  2. 下水道施設は、管渠、ポンプ施設、処理施設から構成される。
  3. 下水道の役割の一つに、浸水の防除がある。
  4. 流域下水道の事業主体は、原則として市町村である。
  5. 下水道は、水循環の創出に寄与する。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

(4)に関して、流域下水道の事業主体は、原則として都道府県です。一方、公共下水道の事業主体は、原則として市町村です。

流域下水道というのは、河川や湖などが複数の市町村をまたがっているとき、その水域の水質を保全するため、市町村の枠にとらわれず広域的に下水を処理する仕組みです。よって、その事業は一つの市町村単位で行えるものではないので、都道府県が主体となります。

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