ビル管理士試験 H25年 問51 問題と解説

 問 題     

流体に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 大気基準圧(大気圧を基準にした圧力)は、ある地点の圧力を同一高さの大気圧との差圧で表す。
  2. 動圧は、流速の二乗と流体の密度に比例する。
  3. 円形ダクトの圧力損失は、ダクト直径に反比例する。
  4. 直線ダクトの圧力損失は、風速の二乗に比例する。
  5. ダクトの形状変化に伴う圧力損失は、形状抵抗係数と風速に比例する。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

ダクトの形状変化に伴う圧力損失は、以下の式のようになります。

  • ΔP:ダクトの形状変化に伴う圧力損失[Pa]
  • ξ:形状抵抗係数(無次元)
  • ρ:液体の密度[kg/m3]
  • v:風速[m/s]

よって、形状抵抗係数には比例しますが、風速には比例せず、風速の2乗に比例します。

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