ビル管理士試験 H24年 問174 問題と解説

 問 題     

ネズミの防除に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 抗凝血性殺鼠剤を用いた防除では、原則として毒餌を連続して喫食させる必要がある。
  2. 忌避剤であるカプサイシンは、処理空間からネズミを追い出す目的で使用される。
  3. クマネズミを対象にした毒餌は、植物性の餌を基材とする。
  4. 防除は、餌を断つこと、巣を作らせないこと及び通路を遮断することが基本である。
  5. 防鼠構造・工事基準案では、ドア周辺の隙間は1cm以内にすることとしている。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

カプサイシンは唐辛子の辛味の成分です。ネズミに対しては忌避剤になりますが、嗅覚ではなく味覚で効力を発するので、空間的な効果は持ちません。

たとえば電気配線にこれを塗っておけば、その配線がネズミにかじられなくなる、というような効果が期待されます。

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