ビル管理士試験 H24年 問142 問題と解説

 問 題     

建築物清掃の一般的な作業計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 共用区域は、建築物内で最も頻繁に使用されるところであり、日常頻繁に清掃を行う必要がある。
  2. エスカレータのランディングプレートの除じんは、日常清掃で実施する必要がある。
  3. 管理用区域は、汚れの発生量は少ないが、日常の整理整頓・清掃が重要である。
  4. 建築物外周の通路などの外周区域は、毎日洗浄を実施する必要がある。
  5. 専用区域は、毎日1回以上の清掃を行って清潔の保持に努める必要がある。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

建物外周を毎日洗浄するのはあまりにも大変ですし、維持管理上、そこまでする必要はありません。適度な頻度(敷地面積や汚れやすさなどから総合的に判断します)で定期清掃を行えば充分です。

ちなみに、(4)が「洗浄」ではなく「清掃」だった場合、これは毎日実施する必要があります。

洗浄は、ホースを使って水洗いするような大掛かりな作業であるのに対し、清掃はちょっとしたごみ拾いのようなものです。同じ「外周区域」が対象であっても、「洗浄」と「清掃」で頻度が変わるので、区別して押さえておいてください。

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