ビル管理士試験 H24年 問121 問題と解説

 問 題     

給湯設備に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。

貯湯槽の性能検査における、防食装置の点検では、流電陽極式電気防食が施されている場合には、その( ア )の状態、外部電源式電気防食の場合には、( イ )の設置状態や通電状態の確認と( ウ )の調整を行う。

    ア     イ     ウ

  1. 犠牲陽極  電極    防食電流
  2. 犠牲陽極  アース   電極
  3. 電極    犠牲陽極  防食電流
  4. 電極    アース   犠牲陽極
  5. 防食電流  アース   電極

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

流電陽極式電気防食では、鋼よりもイオン化傾向の大きな(=錆びやすい)金属を接続しておくことで、金属が錆びる要因が発生した際に優先的にそちらが錆び、鋼が守られるという仕組みで防食します。この錆びやすい金属のことを「犠牲陽極」と呼びます。

一方、外部電源式電気防食では、外部電源から電流を流し(これを防食電流といいます)、これにより鋼中の電位の高低差をなくし、腐食反応を起こさないようにします。

電極の設置状態や通電状態が不安定だったり、防食電流の調整ができていなかったりすると、うまく電位差をキャンセルできず、下手すると腐食を助けることにもなってしまうので注意が必要です。

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