問 題
空気調和設備の自動制御機器として利用される検出器に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
( ア )は、線膨張係数が異なる2種類の薄い金属板を貼り合わせ、周囲の温度変化による金属の伸縮差を利用し、電気式調節器の( イ )制御に利用される。
ア イ
- ベローズ 比例
- 白金測温抵抗体 比例
- ダイヤフラム 二位置
- バイメタル 二位置
- リモートバルブ 積分
正解 (4)
解 説
( ア )は、文中の「2種類の金属」という言葉から、バイメタルだとわかります(バイは2という意味です。二輪車のバイサイクル(バイシクル)、2か国語話者のバイリンガルなどの使われ方があります)。
スイッチを入り切りするような2パターンしかない制御のことを、ON・OFF制御(ON・OFF動作)または二位置制御(二位置動作)といいます。
( ア )に選択肢(4)のバイメタルを入れる以上、( イ )には二位置を入れることになりますが、バイメタルは温度変化による伸縮差を利用して一定以上の伸びならON、一定未満の伸びならOFF、といった制御をしています。
このようにON・OFFを繰り返すことで、アイロンやこたつの温度を一定に保つサーモスタットとして利用されています。
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