ビル管理士試験 H24年 問89 問題と解説

 問 題     

昼光照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 直接昼光率は、室内の表面の反射率の影響を受ける。
  2. 天空光による照度を全天空照度という。
  3. 晴天の青空の色温度は、10,000K以上となる場合がある。
  4. 大気透過率が等しければ、太陽高度が高いほど直射日光による地上の水平面照度は大きくなる。
  5. 曇天の空は、白熱電球より色温度が高い。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

直接昼光率は反射光の影響を受けません。

昼光率とは、ある点における照度の、直射日光を除いた全天空照度の割合のことです。直接昼光率は窓から入る直接光が問題となり、間接昼光率は室内で反射した光が問題となります(ただし、直接光というのは決して直射日光のことではないので注意してください)。

つまり、(1)の説明文は「直接昼光率」ではなく、「間接昼光率」とすれば正しいです。

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