ビル管理士試験 H23年 問152 問題と解説

　問 題　　　　　

カーペット床の維持管理に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

1. しみ取り作業は、定期作業で行う。
2. パイル内部のほこりの除去には、カーペットスイーパを用いる。
3. スポットクリーニング方式の一つとして、パウダー方式がある。
4. 全面クリーニングは、汚れがパイルの上部にあるうちに行う洗浄方式である。
5. アクリル素材は、ウール素材と比較して、しみが染着しやすい。

　解 説　　　　　

選択肢(1)について、しみ取りは、しみができたらその都度やったほうが良いです。

選択肢(2)では、カーペットスイーパはパイル表面の粗ごみの除去に向いています。一方、パイル内部のほこりの除去には吸引力の強いアップライト型真空掃除機が適しています。

選択肢(4)は、「全面クリーニング」の説明ではなく、「スポットクリーニング」の説明です。

選択肢(5)は、アクリルは大雑把に言って、ウールの3分の1程度しか水分を吸収しません。つまり、しみは染着しにくいです。