ビル管理士試験 H23年 問150 問題と解説

 問 題     

剥離剤の性質に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  1. 低級アミンを主剤とし、界面活性剤が添加されている。
  2. 塩化ビニル系床材に変色などの影響を及ぼす。
  3. フロアシーラを容易に剥離できる。
  4. 酸性で、樹脂床維持剤の皮膜を溶解する。
  5. 剥離剤を使用後、すすぎ拭きは1回とし、樹脂床維持剤を再塗布する。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

選択肢(2)について、塩化ビニル系床材は剥離剤に強い材質なので、変色は起こりづらいです。

選択肢(3)について、フロア(床)をシールするのが「フロアシーラ」です。これは床維持剤の一種で、かなり強力な部類です(木に塗ると半永久的に取れません)。よって、剥離剤を使用しても容易に剥離できることは、まずありません。

選択肢(4)について、ここは「酸性」ではなく「アルカリ性」です。

選択肢(5)について、すすぎ拭きは1回といわず、何度かやったほうが無難です。

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