ビル管理士試験 H23年 問9 問題と解説

 問 題     

建築物環境衛生管理基準の空気環境の調整に関する下の表のうち、基準値として誤っているものの組合せは次のどれか。

項目

基準値

温度

19℃以上28℃以下

相対湿度

40%以上70%以下

気流

0.5m毎秒以下

二酸化炭素の含有率

百万分の1,000以下

一酸化炭素の含有率

百万分の10以下(ただし、外気中の濃度が高く、この値を保てないときは百万分の20以下)

浮遊粉じんの量

空気1立方メートルにつき0.15mg以下

ホルムアルデヒドの量

空気1立方メートルにつき0.08mg以下

  1. 温度と気流
  2. 二酸化炭素の含有率と浮遊粉じんの量
  3. 気流とホルムアルデヒドの量
  4. 一酸化炭素の含有率と浮遊粉じんの量
  5. 温度とホルムアルデヒドの量

法改正によって、現在の基準値として誤っている項目が3つあります。そのうち2つを含む選択肢を選んでください。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

温度の基準値は「18℃以上28℃以下」です。

ホルムアルデヒドの基準値は「空気1立方メートルにつき0.1mg以下」です。

一酸化炭素の含有率は、H23年の試験当時は問題文の通りでしたが、法改正によって今の基準値は「百万分の6以下」となり、( )内の特例規定は削除されました。

以上から、正解は(5)となります。

選択肢と正しい基準値の差が微妙なのですが、このような問題は頻出ですので、これらの基準値は正確な数値を覚えておく必要があります。

コメント