ビル管理士試験 H22年 問154 問題と解説

　問 題　　　　　

外装の清掃に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

1. 金属材は、大気や酸性雨にさらされるので、汚れが軽度のうちに行う。
2. 窓ガラスの清掃回数は、よごれの固着を防止するため、1～2年に1回行うとよい。
3. 自動窓拭き設備には、スチーム洗浄機が組み込まれている。
4. ガラスに貼ったフィルム面の洗浄は、研磨剤入り洗剤でフィルム面を洗浄する。
5. 自動窓拭き設備は、人の作業に比ベクリーニングの仕上がりが良い。

　解 説　　　　　

(2)で、窓ガラスは景観の面からもまめな清掃が必要です。そのため、2～3ヵ月ごとに一度、清掃を行います。

(3)で、スチーム洗浄機が組み込まれたタイプはほとんどありません。多くは水や洗剤液を塗布するタイプです。

(4)で、ガラス面に研磨剤を使うとガラスが傷だらけになってしまいます。フィルムを貼ったとしてもそのフィルムが同じく傷だらけになってしまいます。研磨剤ではなく普通の水や洗剤液を噴射して洗浄するのが正しいです。

(5)は、自動窓拭き設備よりも人の作業のほうが優れています。ただし、人が作業すると手間がかかる上、危険性も伴います。