ビル管理士試験 H22年 問129 問題と解説

 問 題     

衛生器具設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 吹上式水飲み器の噴水頭は必ず斜角吹上式とし、噴水頭に直接口が触れないよう保護囲いを設ける。
  2. 上質水供給設備の目的は、トリハロメタンなどの有害物質を取り除くこと、あるいはミネラル成分の調整を行うことである。
  3. 大便器洗浄弁は逆流を防止するため、バキュームブレーカを必ず取り付ける。
  4. 小便器洗浄弁は、使用後人為的な操作により洗浄でき、公衆用に適している。
  5. 温水洗浄式便座には、飲用に適した水を用いる。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

小便器洗浄弁は、使用後人為的な操作により洗浄できますが、誰もがしっかりと洗浄の操作(ボタンを押す)をするとは限りません。洗浄しないままだと尿の成分が固化するなど、配水管の詰まりのような不具合が発生する可能性があります。

よって、小便器洗浄弁は公衆用には向かず、自動サイホン式のように人為的な操作の不要なタイプのほうが公衆用には向いています。

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